「“好き”だけでは続かない。保育士の給料が低い本当の理由」

保育士日記

はじめに

「保育士って本当に大変なお仕事なのに、どうして給料が低いの?」
保育現場で22年間働き、施設長まで経験した私が、身をもって感じたことをまとめてみました。


1. 給料が低いと感じる背景

私自身、手取り18万円前後で働いていました。
毎日命を預かり、責任の重さは相当なのに、報われていないと感じることも多々ありました。
退職金もわずかで、思わず笑ってしまったほどです…。


2. 保育士の給料が低い3つの理由

① 公的制度に左右される

保育士の給料は、多くが**自治体からの補助金(公費)**によってまかなわれています。
そのため、市場原理が働きづらく、給料が上がりにくい仕組みになっています。

② 保育の価値が正しく評価されていない

保護者や社会から「子どもと遊んでるだけ」と誤解されることも…。
実際は、命を守り、発達を支え、保護者支援も行っており、専門性の高い仕事です。
でも、それが報酬に反映されづらいのが現状です。

③ 経営側も苦しい

特に小規模園私立園では、収入が限られており、
人件費を上げたくても上げられない事情があるようです


3. 「好き」だけでは続かないこともある

子どもが好き、人の役に立ちたいという気持ちで始めた仕事でしたが、
心と体がすり減ってしまう保育士さんもたくさん見てきました。
「やりがいはあるけれど、生活が苦しい」
——そのギャップに苦しんで辞めていく人は、少なくありません。

私もその中の1人です


おわりに

保育の現場は、とてもやりがいがあり、誇れる仕事です。
でもその価値が、もっと正当に評価されてほしい
この記事が、保育士さんの現状を少しでも伝えるきっかけになればうれしいです。

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