清水寺の特別拝観では、普段非公開の本堂内々陣に入り、ご本尊の十一面千手観音(御前立像)や、二十八部衆に静かに向き合える貴重なひとときを過ごせます。
薄暗い堂内に漂うお線香の香り、やわらかい灯り、長い年月を受け継いできた仏像の存在感……そのすべてが、心をそっと整えてくれるようでした。
この記事では、「清水寺で心に残る時間を過ごしたい」という方に向けて、特別拝観で出会える観音さまの魅力や感じたこと、そして参拝の流れや注意点まで、初めての方でも安心して楽しめるようにまとめました。
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【清水寺の特別拝観】十一面千手観音と二十八部衆に出会う感動体験

清水寺といえば「清水の舞台」が思い浮かびますが、実は仏像の宝庫でもあります。私は年に数回だけ行われる特別拝観に合わせて参拝し、通常は入れない本堂の内々陣で、十一面千手観音の御前立像や二十八部衆、将軍地蔵、毘沙門天と向き合う貴重な時間を過ごしました。
この記事では、当日の体験を中心に、初心者の方でもわかりやすいように清水寺の仏像の魅力をまとめています。
特別拝観で出会える仏像とは?
清水寺では通常、本尊である十一面千手観音立像(秘仏)は公開されておらず、その手前に立つ御前立像を拝みます。しかし、特別拝観の日は、普段非公開の本堂内々陣に入って諸像を間近で参拝できます。
- 十一面千手観音菩薩立像(御前立)
- 二十八部衆(観音菩薩の守護神28体)
- 将軍地蔵尊・毘沙門天像(いずれも本尊両脇に安置)
ただし、ご本尊そのものは33年に一度のご開帳時のみ厨子が開かれます。特別拝観では御前立像と周囲の諸像を拝観する形です。
特別拝観の際は、普段見ることのできない清水寺本堂内々陣の仏像の造形美や荘厳さを体感できる貴重な機会となっています。
御前立像(おまえだちぞう)とは…寺院の本尊が通常は秘仏として厨子(仏像を納める箱)の中に安置されていて直接拝観できない場合に、その「お身代わり」として本尊の前に安置される仏像を指します。
はじめに|清水寺は「仏像の寺」でもある

観光で訪れる方の多い清水寺ですが、本堂では観音信仰をはじめ地蔵菩薩・毘沙門天・二十八部衆など多くの仏像が祀られています。今回は特別に内々陣へ入り、「清水の観音さん」の祈りの中心に触れる時間となりました。
1.十一面千手観音(御前立)と向き合う時間
本堂の内々陣へ入ると、薄暗い空気の中で静かに佇む十一面千手観音の御前立像が迎えてくれました。初めて間近に立ってみると、像の大きさよりもやわらかい気配に包まれるような感覚がありました。
本尊(秘仏)について
本尊の十一面千手観音は鎌倉時代に造られたとされる清水寺の中心となる仏像で、普段は固く厨子が閉ざされています。次のご開帳は2033年の予定です。
感想|光に包まれるような穏やかなまなざし
今回の目的は、年に数回しかない「特別拝観」で、十一面千手観音さまの御仏前に近づき、お姿を間近で拝むこと。
内々陣に入ると、柔らかな光に照らされた観音さまは、外から見る御前立とはまた違う気配を湛えていて、言葉が出ないほど静かで、やさしさを感じました。
十一面の表情は、怒りも慈悲も哀しみもすべてを受けとめながら、こちらに寄り添うように見えて、「ああ、観音さまは本当に“見ておられる存在”なんだ」と強く感じました。
手を合わせると、音もなく心のざわつきが落ち着いていく。
あの静寂は、今でもはっきり思い出せるほど深いものでした。
特別拝観では、奥に進んで内々陣の仏像群も拝観することができました。
二十八部衆の姿は、それぞれの役割を静かに語りかけてくるようで、像の前に立つと“守ってもらえている”という安心感がじんわり広がります。
どの仏さまの前でも、自分がふだん抱えている不安や迷いが浮かんでくるようで、ひとつひとつ丁寧に手を合わせながら進みました。
静かな空間で仏さまと真正面から向き合えるこの特別拝観は、ただ「見る」だけではなく、自分の心と対話する時間にもなりました。
初心者向けの見どころ
- 十一のお顔…正面・横・後ろの表情が異なり、多角的な慈悲を象徴
- 多くの手…“救いの手は尽きない”ことの象徴
- 御前立像(おまえだちぞう)…「秘仏本尊の分身」のような役割を持ち、普段寺院を参拝する人々が目にし、手を合わせる対象です。本尊そのものは限られた期間しか拝観できませんが、御前立像を拝むことで同様の功徳やご加護が得られると信じられています。
2.二十八部衆・風神雷神|観音を支える護法の力
御前立像の左右には、観音さまを護るために結集した二十八部衆がずらりと並びます。武将のように力強い姿、天女のような軽やかな姿など、多彩な姿が堂内に静かな緊張感を生んでいました。
初心者向けの見どころ
- 動きのある姿勢…観音の「静」と、部衆の「動」の対比が魅力
- 衣文の流れ…光と陰の変化で表情が変わる
- 護る力の優しさ…“怖さ”ではなく“守るための強さ”として感じると理解が深まる
3.鑑賞のコツ|写真より「場」を味わう

- まずは正面で合掌し、堂内の空気を感じる
- 半歩ずつ横へ動き、光の変化も楽しむ
- 最初に全体→細部→最後にもう一度全体を見る
- 堂内は多くが撮影禁止。祈りの場を大切に
御朱印|はじめてでも安心の基本
- まず参拝してからいただくのが基本
- 御朱印は「授与」。スタンプではありません
- 小銭を用意するとスムーズ
- 御朱印帳は上下を揃えて渡す
清水寺|アクセス・基本情報
- バス:京都駅 → 五条坂・清水道 下車(徒歩10分)
- 拝観時間:6:00〜18:00前後(季節・夜間特別拝観で変動)
- 拝観料:大人500円
- 最新情報は公式サイトにてご確認ください。
京都駅からの詳しいアクセス方法はこちら👇
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まとめ|祈りの中心に触れる清水寺の特別拝観

特別拝観は年に数回だけですが、
「観音さまの前で静かに呼吸を整える時間」
は、日常の中で忘れがちな大切な感覚を思い出させてくれます。
観光名所として何度も訪れた清水寺ですが、特別拝観で初めて祈りの中心に触れたように感じました。この体験をきっかけに、仏像を“観光ではなく対話の相手”として見るようになった自分がいます。
次に清水寺を訪れる方は、ぜひ仏像にも目を向けてみてください。きっと心に残る出会いがあるはずです
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賞味期限はお届け日より1か月以上で、個包装になっていて贈り物にも適しています。
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おわりに|仏像を通して心にふれる時間を
仏像の世界は、本当に、奥深くて、美しくて、人の心に静かに響くものだと思います。
そこには、言葉にしきれない感動や、目の前の仏像から伝わってくる優しさ、強さ、そして静けさがあります。
それを理解できる人は少ないかもしれないけれど、私が発信し続けることで、「なんかいいかも」って思ってくれる人が、きっと少しずつ増えていくーーー
仏像の魅力を、もっともっと、世の中に伝えていけますように🙏✨
そんな思いを込めて、このブログを書いています😊
🇺🇸 English summary(英語要約)
Kiyomizudera is famous for its iconic wooden stage, but it is also a sacred place filled with Buddhist statues deeply rooted in Japan’s spiritual tradition. During the temple’s limited “Special Viewing,” visitors are allowed to enter the inner sanctuary, where the Eleven-faced Thousand-armed Kannon (a revered form of Avalokiteshvara), the Twenty-eight Guardians, Bishamonten, and Shogun Jizo can be viewed up close.
In this article, I share my personal experience of standing before these statues in a quiet, dimly lit hall—a moment that felt peaceful and deeply grounding. If you plan to visit Kiyomizudera, I encourage you to explore not only the famous stage but also the spiritual world of Kannon and the guardian deities that protect this sacred site.

