蒸し暑い六月の朝、奈良駅からバスに乗り、
不退寺・海龍王寺・法華寺の三ヶ寺をめぐる
「佐保路観音めぐり」に出かけました。
観光地から少し離れた静かなエリアで、
半日でゆっくり三ヶ寺を回れたのが
何より嬉しかったです。

この記事では、
奈良駅を起点にバス+徒歩で回るアクセス方法と、
実際に歩いて感じたことをそのままお伝えします。
公共交通で
奈良の仏像めぐりをしたい方の
参考になれば嬉しいです。
佐保路三観音めぐりとは|不退寺・海龍王寺・法華寺
奈良市北部の
「佐保路(さほじ)」と呼ばれるエリアには、
三つの観音さまをお祀りするお寺が集まっています。
- 不退寺(ふたいじ)|聖観音菩薩立像(業平観音)・五大明王
- 海龍王寺(かいりゅうおうじ)|十一面観音菩薩立像
- 法華寺(ほっけじ)|十一面観音菩薩立像(国宝)※秘仏
どのお寺も東大寺・興福寺といった
奈良の主要観光地からは少し離れており、
観光客が少なく、
静かに自分のペースで参拝できるのが大きな魅力です。
仏像好きの方にとって、
まさに「知る人ぞ知る」コースです。
当日のルート概要|奈良駅→①不退寺→②海龍王寺→③法華寺
私が実際に歩いたルートはこちらです。
🚌 奈良駅(JR・近鉄)
↓ バス約12分(奈良交通バス 西大寺・自衛隊前行)
🚏 一条高校前(不退寺口)下車
↓ 徒歩約5分
⛩ ①不退寺(拝観:ゆっくり約45〜60分)
↓ 徒歩約15〜20分
⛩ ②海龍王寺(拝観:ゆっくり約30分)
↓ 徒歩約5分
⛩ ③法華寺(拝観:ゆっくり約30〜45分)

三ヶ寺をゆっくりじっくり回って、
半日ほどで満足できるコースです。
午前中にスタートすれば、
夕方には奈良・京都を経由して
帰路につくことも十分できます。
奈良駅からのバスアクセス
乗り場と路線
JR奈良駅・近鉄奈良駅どちらからも同じバスに乗れます。
| 乗り場 | JR奈良駅西口・近鉄奈良駅前(奈良交通バス) |
|---|---|
| 路線 | 西大寺駅行き・自衛隊前行き など |
| 下車停留所 | 一条高校前(不退寺口) |
| 所要時間 | 約12分 |
バスを降りたら、
停留所近くに不退寺への案内看板があるので、
それに沿って歩けば迷わずたどり着けます。
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①不退寺へ|緑のトンネルに迎えられて
六月の蒸し暑い日でしたが、
バス停から不退寺へ向かう通りに、
まるでトトロに出てくるような緑のトンネルが現れました。

そのトンネルをくぐった瞬間、
空気が変わったというのか、
——ふっと涼しさを感じました。
あの感覚は、今も覚えています。
境内では看板猫ちゃんが出迎えてくれて、
蒸し暑さで疲れた心がほっと和みました。

本堂では、業平観音(聖観音菩薩立像)と
五大明王にじっくりお会いできます。
五大明王と会える寺院は貴重です。
観光客が少なく、
像との距離が近くて、
ゆっくり鑑賞できるのが不退寺の魅力です。

🔍 不退寺の仏像についてはこちらで詳しく解説しています。
▶︎ 五大明王・業平観音(不退寺)|魅力や鑑賞ポイントを解説
| 拝観時間 | 9:00〜17:00 |
|---|---|
| 拝観料 | 大人500円(通常) |
| アクセス | 一条高校前(不退寺口)バス停から徒歩約5分 |
②海龍王寺へ|不安の先に美しい観音さまが待っていた
不退寺を出て、
徒歩で海龍王寺を目指しました。
地図で見ると近いのですが、
知らない土地で蒸し暑い中を歩いていると、
「迷ってしまったかな…」と少し不安になりました。

それでも歩き続けると、
無事にたどり着くことができました。
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不安を乗り越えた先に、
戸張(とばり)なしで間近に拝める十一面観音さまが待っていて、
その美しさに、疲れも吹き飛びました。

🔍 海龍王寺の仏像についてはこちらをどうぞ。
▶︎ 海龍王寺の十一面観音菩薩|美しさの理由・特別開帳情報
| 拝観時間 | 9:00〜16:30(受付は16:00まで) |
|---|---|
| 拝観料 | 大人500円 |
| アクセス | 不退寺から徒歩約15〜20分 |
③法華寺へ|優しい言葉と無料の休憩所に救われた
海龍王寺から法華寺は、
すぐの距離で迷わずに行けました。
三ヶ寺の中で
いちばんスムーズに移動できた区間です。

受付で迎えてくれた方が、
こんな言葉をかけてくださいました。
「暑かったですよね。
奥に無料の休憩所がありますから、ゆっくり休んでください」
エアコンが効いた休憩所で、
無料のお茶もいただけました。
あの一言と冷たいお茶に、
本当に生き返りました。
旅先でのこういうやさしさが、
忘れられない思い出になります。

本堂には見応えのある仏像群が集まっており、
仏像好きとして、
心の中でひっそりテンションが上がりました。
国宝の十一面観音さまは、
特別公開の時期に合わせて
ぜひお会いしてほしい一体です。
🔍 法華寺の仏像についてはこちら。
▶︎ 【法華寺】国宝級の十一面観音・ご分身像の魅力とは?
| 拝観時間 | 9:00〜16:30(受付は16:00まで) |
|---|---|
| 拝観料 | 大人500円(通常)/特別公開時は別途 |
| アクセス | 海龍王寺から徒歩約5分 |
持ち物・服装のアドバイス
夏場は特に、こまめな水分補給と日差し対策が必須です。
不退寺→海龍王寺の徒歩区間は日陰が少ない場所もあるので、
帽子・日傘・タオルを忘れずに。
- 飲み物(奈良駅で購入しておくのがおすすめ)
- 帽子・日傘・タオル(夏は必須)
- 歩きやすいシューズ(砂利道あり)
- 拝観料の小銭(各寺500円前後)
実際に私が仏像巡りで持っていく装備は
こちらにまとめています。
東京や名古屋、九州などから訪れる場合(奈良駅まで)
東京や名古屋、九州など、遠方から訪れる場合は、
奈良駅までの交通手段をあらかじめ整えておくと、
当日は乗り換えや時間に迷うことが少なくなり、
旅全体の余裕につながります。
新幹線や特急列車を利用する場合は、
乗車券と特急券を
まとめて手配できるサービスを使うと安心です。
【ナビタイム】を使うと、
乗車日の2日前まで簡単に手配でき、
チケットも自宅に届くので便利です。
費用を抑えたい方には、
高速バスという選択肢もあります。
【エアトリバス】なら当日便の予約も可能です。
まとめ|穴場の三ヶ寺で、静かな仏像時間を
佐保路の三観音めぐりは、
奈良の喧騒から少し離れた、
静かで贅沢な仏像体験ができるコースです。
✔︎ 緑のトンネルをくぐって不退寺へ、
✔︎ 不安な気持ちを抱えながら歩いた先の海龍王寺、
✔︎ 優しい言葉とお茶に救われた法華寺——。
どの瞬間も、旅の記憶として残っています。

観光客が少なく、
自分のペースで仏像と向き合える時間は、
心がすっと整う感覚をくれます。
奈良でひとり旅をお考えの方に、
ぜひおすすめしたいコースです。
詳細な運行スケジュールについては、
お出かけ前に
▶︎ 奈良交通バスの公式サイト で
最新情報をご確認ください。
English Summary
This article introduces the “Saho-ji Three Kannon Pilgrimage” in Nara — a half-day walking route connecting Futaiji Temple, Kairyuoji Temple, and Hokkeji Temple by bus and on foot from Nara Station.
All three temples are located slightly away from the main tourist areas, making them perfect for solo travelers who prefer a quieter, more personal experience with Buddhist statues. The route takes about half a day at a relaxed pace.
※本記事には広告が含まれています。
