鞍馬寺アクセス|京都駅から乗換1回・約1時間

仏像巡り(ひとり旅)

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「鞍馬寺は山の奥、京都駅からは遠そう」
——地図を見て、そう思っていました。。。

けれど実際に行ってみると、
乗り換えはたった一回。

京都駅から約1時間で、
目の前に仁王門が現れます。

思っていたよりずっと近く感じられました。

この記事では、
京都駅から鞍馬寺まで
公共交通だけで向かう道のりを、
平日の朝に実際に歩いた体験とあわせてご紹介します。

・地下鉄とバスの乗り継ぎ
・所要時間
・混雑の様子
・帰りに貴船へ抜けたルートまで
これから訪ねる方が安心して動けるようにまとめました。


京都駅から鞍馬寺へ|王道は「地下鉄+バス」乗り換え一回

京都駅から鞍馬寺へ向かうルートはいくつかありますが、
私が実際に使ったのは
✔︎ 地下鉄烏丸線で国際会館駅まで行き、
✔︎ 京都バス52系統に乗り換える道のりです。

乗り換えが一回で済み、
迷いにくいのが魅力でした。

  • ① 地下鉄烏丸線:京都駅 → 国際会館駅(終点)/約20分
  • ② 京都バス52系統:国際会館駅前③のりば
    → 鞍馬/約23分(貴船口・鞍馬温泉行きに乗車)
  • 合計:乗り換え一回・約1時間

地下鉄は終点が国際会館駅なので
乗り過ごす心配がなく、
バスは
「貴船口・鞍馬温泉行き(52系統)」に乗って
「鞍馬」で降りるだけ。

シンプルなので、
京都の交通に慣れていなくても
安心して向かえます。



天狗伝説が伝わる神秘的な鞍馬寺へ
そこから地下鉄とバスで会いに行けます。

遠方から京都へ向かう方は、
まず新幹線で京都駅へ。

新幹線・特急のチケットは、
出発前にナビタイムで購入しておくと便利です。
自宅への配送にも対応しています。

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体験記|平日朝の地下鉄とバス、空いていた車内

私が向かったのは平日の朝9時。
京都駅から乗った地下鉄烏丸線は、
通勤・通学のラッシュでかなり混雑していました。

それでも国際会館駅まではおよそ20分。
終点で降りると、空気がすっと変わるのを感じます。

国際会館駅前のバス停で52系統に乗り換えると、
今度は車内がぐっと静かに。
席にも余裕があり、
座って景色を眺めながら向かうことができました。



市街地を抜け、
だんだんと山が近づいてくる時間は、
それだけで心が整っていくようでした。

「鞍馬」のバス停で下車すると、
目の前にはもう鞍馬寺の仁王門



地図では遠く感じていた場所に、
こんなにあっさり着いてしまったことに驚きました。




到着は10時過ぎ。
観光客の姿はまばらで、
静かな参道を独り占めするような時間でした。

この日の天気予報は曇り。
けれど着いてからの2時間ほどは、
霧雨がやわらかく降り続いていました。

濡れた木々と苔、
霞んだ山のあいだを歩くうちに、
かえって鞍馬山らしい神秘的な空気に包まれていく
——そんな朝でした。


仁王門から先へ|愛山費とケーブルカー

鞍馬寺へ入るには、
仁王門で愛山費(500円)を納めます。



ここから本殿金堂までは、
清少納言も「近くて遠いもの」と書いたという
九十九折(つづらおり)の参道が続きます。

そもそも私がこの日鞍馬寺を訪ねた目的は、
本堂の奥にある
霊宝館(鞍馬山博物館)の毘沙門天に会うためでした。

そのお姿については
別の記事でゆっくりお話ししますが、
霊宝館は仁王門からかなり奥にあり、
たどり着くまでが想像以上の道のりです。

足腰に不安のある方や、
雨で道が滑りやすいときには、
ケーブルカーという選択肢もあります。




山門駅から多宝塔駅までを約2分で結ぶ、
日本でいちばん短い鉄道です。

運賃という形ではなく、
大人200円・子ども100円を
「寄付」として納め、
そのお礼として乗せていただく、
という鞍馬寺ならではの仕組みになっています。



お寺は、元気な方には歩いての参拝をすすめています。
(本殿まで徒歩20〜30分)

私は仁王門前から
このケーブルカーを利用しました。


それでも、降りてから
本堂までたどり着くだけで汗びっしょり。
訪れたのは5月末でしたが、
それでもこの体力の使いようです。

鞍馬山が「修行の山」と呼ばれる理由を、
歩き出してすぐに実感しました。


帰りのルート|奥の院から貴船へ抜ける山道は「登山以上の登山」

当初は来た道を引き返すつもりでした。

けれど霊宝館で毘沙門天に会えたあと、
「せっかくなら奥の院 魔王殿まで行ってみよう」と
足を伸ばすことに。
地図では1.6kmほど。

その数字を見て、
軽い気持ちで進んでしまったのです。

結論から言うと、ここは登山以上の登山でした。

源義経(牛若丸)が幼い頃に
修行をしたと伝わる山だけあって、
アップダウンが激しく、
軽い気持ちで進む道ではありません。

しかもこの日は前日が雨、
当日も数時間前まで霧雨。

石の階段も木の階段も濡れていて、
一段一段の幅が大きいため、
気を抜くと滑って転びそうになります。




手すりをしっかり握っていないと怖いほどで、
傘をさして歩けるような道ではありませんでした。

険しさゆえか観光客の姿はほとんどなく、
ときおり木の棒を杖代わりにした
海外の方とすれ違う程度。

本当に、軽い気持ちで進む道ではありません。

けれど、この道のりは苦しいだけではありませんでした。

霊宝館から奥の院へと続く道には、
源義経(牛若丸)にまつわる場所が点在しています。

鞍馬山は、義経が天狗に兵法を習ったと伝わる山。

露出した木の根が地表を覆う名所「木の根道」は、
義経が飛躍(跳躍)の稽古をした場所だと
語り継がれています。

木の根が幾重にも走るその独特の景観は、
ほかでは見られないものでした。


そして、大杉権現社もあります。

ここはもともと、
樹齢およそ千年の杉の巨木を
「護法魔王尊影向(ようごう)の杉」として
祀った霊域でした。

護法魔王尊が姿を現したとされる霊木として
古くから信仰を集めてきた、
鞍馬山の信仰史と結びついた聖地です。

現在は台風などで社殿や大杉が倒壊し、
跡地を含む一帯は「大杉苑瞑想道場」と呼ばれています。



今は「社」そのものよりも、
倒れた大杉の名残と霊域の静けさが場を満たしていて、
フェンス越しに見た倒木は、それでもなお
——いえ、倒れてなお、とても神秘的でした。

あたりは美しい新緑に包まれていました。
急がず、休憩をはさみながら、
周りの緑を眺め、
写真を撮りながら少しずつ進む。

大変な道ではありましたが、
その一歩一歩が楽しくもありました。


いちばん険しかったのは、
奥の院 魔王殿から
貴船へ抜ける西門までの区間でした。

私が山道で初めて救助標識の看板を目にしたのも、
まさにこの区間です。




引き返すよりも西門へ抜けるほうが近い
——そう判断して進みましたが、
貴船神社にたどり着いたときには、
足がガクガクと笑っていました。笑


もともと貴船へ行く予定はなかったので、
思いがけずたどり着けたのは嬉しい誤算でした。

そして、ヘトヘトの体で
貴船神社で飲んだ一杯のラムネ
——あれは本当に、
めちゃめちゃ美味しかったです。

本当に「御神水」ラムネでした🙏✨


思えば、これほど深い山奥まで
足を踏み入れたのは、
おそらく人生で初めてのことでした。

一歩ずつ、休みながら、新緑を眺め、
写真を撮りながら進んだ道のり。



大変ではありましたが、
それ以上に楽しく、忘れられない、
いい思い出になりました。

これから奥の院へ抜ける方へ|安全のために

  • 歩きやすい靴と両手の自由を:濡れた石段・木段は滑りやすく、
    手すりや杖が頼りになります。傘よりレインウェアがおすすめです。
  • 地図の距離で油断しない:1.6kmでも、アップダウンの激しい山道では
    体感がまるで違います。時間と体力に余裕を持って。
  • 雨の前後は特に慎重に:前日・当日に雨があった日は、
    足元がかなり滑ります。無理せず、来た道を戻る判断も大切です。
  • 体力に不安があれば往復ケーブルカーも:奥の院へ抜けず、
    本堂金堂の参拝で引き返すのも、十分に満ち足りた鞍馬詣でです。




貴船神社からの帰りは、
貴船バス停からバスを乗り継いで
国際会館駅前へ。



そこから地下鉄烏丸線で京都駅まで戻りました。

鞍馬から入って貴船へ抜ける(約2時間)と、
行きと帰りで違う景色を楽しめます。

ただ、それは相応の体力と装備があってこそ⚠️
ご自身の体調と天気を見て、
無理のない範囲で選んでくださいね。


知っておくと便利なこと

  • 「地下鉄・バス1日券」は鞍馬までカバーしません:この1日券で
    乗れる京都バスは市原までが限度で、
    その先の貴船口・鞍馬は範囲外です。
    鞍馬へは市原から先の運賃が別途かかるため(+200円)、
    鞍馬を目的にする日は1日券のお得さが活きにくい点に注意してください。
  • 山の天気に備えて:鞍馬は市街地より気温が低く、雨も降りやすい場所です。
    歩きやすい靴と、はおれる一枚があると安心でした。
  • 朝の時間がおすすめ:10時前後はまだ人が少なく、静かに参道を歩けました。


鞍馬・貴船で1日過ごすなら|宿の検討も

鞍馬から貴船へ抜けると、
思った以上に体力を使います。

鞍馬・貴船エリアや
京都市内に宿をとって、
ゆっくり一泊するのも心地よい過ごし方です。

翌朝の静かな時間に、
もう一度山へ向かうこともできます。

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持っていくなら|仏像に会いに行くためのガイドブック

鞍馬寺のように
「仏さまに会いに行く」ことが目的の旅では、
ガイドブックも仏像に強いものを選ぶと、
訪ねる前の心づもりが変わります。

私が手元に置いているのは
『イラストガイド 京都・奈良のお寺で仏像に会いましょう』




鞍馬寺は6ページにわたって詳しく紹介されていて、
毘沙門天をはじめとするみほとけの見どころが、
やわらかなイラストとともに頭に入ってきます。

行く前に読んでおくと、
霊宝館での対面がいっそう深いものになりました。



おわりに

「遠そう」と思っていた鞍馬寺は、
京都駅から乗り換え一回・約1時間で
会いに行ける場所でした。

霧雨にけむる山道を歩いた朝のことは、
今も心に残っています。

地図の上での距離と、
実際に足を運んでみたときの感覚は、
ずいぶん違うものです。

この記事が、
これから鞍馬へ向かう方の
小さな後押しになればうれしいです。

ぜひ、ご自身の足で、
あの静かな山の空気に出会ってみてください。


アクセス後の鞍馬寺参拝情報

  • 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
  • 拝観時間:9:00〜16:00
  • 仁王門から本殿まで徒歩で約20分〜30分
    (仁王門から多宝塔までケーブルカーあり。片道200円)
  • 愛山費(拝観料):大人500円
  • 御朱印あり:500円



















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